格安SIMへの乗り換えを検討するとき、電話番号の引継ぎができるのかどうか気になりますよね。
今回は「大手キャリアから格安SIMに乗り換えるとき、電話番号を引き継ぐことができるのか」について調べました。
「大手キャリア」から「格安SIM」へ電話番号の引き継ぎはできます!
結論から言うと、大手キャリアから格安SIMへ乗り換えるとき、今まで使っていた電話番号は引き継ぐことが可能です。
このように以前から使っている電話番号を引き継ぐことを「MNP」と呼びます。
「MNP」はMobile Number Portability(ナンバーポータビリティ:電話番号持ち運び制度)の略称。
格安SIMに限らず、電話番号はそのままで他キャリアやMVNO(格安SIM)に乗り換えることを指しますよ。
格安SIMで電話番号を引継ぎするときの注意点
格安SIMで電話番号を引き継ぐとき、いくつか事前に知っておきたい注意点があります。
- キャリア解約時の違約金が発生するときがある
- 転出料が発生する
- 契約者情報が異なる場合は不可能
- 電話番号以外の引き継ぎは×
- 音声通話SIMを選択する(データ専用SIMは×)
- SIMカード到着までのタイムラグ
それでは一つひとつ見ていきましょう。
キャリア解約時の違約金が発生するときがある
大手キャリアは基本的に、更新月以外の解約には違約金(約1万円ほど)が発生します。
更新月と乗り換えのタイミングを合わせないと、無駄なコストがかかってしまうため注意しましょう。
転出料・事務手数料が発生する
電話番号を引き継いで乗り換えるとき、転出料や事務手数料が発生します。
転出料は必ず発生するもので、だいたい約3千円ほど。
事務手数料はオンラインで手続きを済ますことで無料になるキャリアもあるため、事前にチェックしておきましょう。
契約者情報が異なる場合は不可能
MNPを利用すれば基本的にどんな電話番号も引き継ぎ可能。
しかし、契約者情報が異なる場合は引き継ぐことができないので注意しましょう。
電話番号以外の引き継ぎは×
MNPで引き継げるのは電話番号のみ。
MNPが成立した時点で解約となるため、キャリアメール(au・DoCoMo・Softbankなど)は利用できなくなります。
LINEやその他アプリゲームなどにも注意してください。
音声通話SIMを選択する(データ専用SIMは×)
電話番号は「音声通話」を利用するときに使うものなので、新しく格安SIMを契約するとき「データSIM」を選択すると電話番号を引き継ぐことができません。
電話番号を引き継ぐなら「音声通話SIM」を選択しましょう。
SIMカード到着までのタイムラグ
電話番号を引き継ぐ場合、SIMカードと到着までのタイムラグで、電話が数日間利用できなくなることがあります。
ただし即日対応できるものも!
- 即日契約が可能な格安SIM…一部店舗・一部プランで実施
- 即日MNP可能な格安SIM…格安SIMが到着次第手続き開始
乗り換えたい会社が即日対応しているのか、事前にチェックしておきましょう。
MNP予約番号には有効期限がある
MNP予約番号とは「電話番号を引き継いで他所へ乗り換えたいです!」とキャリアに宣言して手続きに必要な予約番号を取得すること。
このMNP予約番号には有効期限が存在し、乗り換え先によっては、有効期限が10日以上残っていないと申し込めない場合もあります。
MNP予約番号の有効期限は常に注意しておきましょう。
格安SIMに乗り換えるとき、電話番号ってそのまま引き継げるの?~まとめ~
格安SIMへ乗り換えるときも、大手キャリア同士で乗り換えるみたいに電話番号の引き継ぎができることが分かってホッとしました。
電話番号は家族や友人だけでなく、子どもの幼稚園や学校の緊急連絡先・契約時の連絡先にも登録してあるもの。
簡単に変えてしまうと後々面倒なことになりかねません。
でも毎月の料金が大きく変わるなら、ランニングコストを取り戻すことはとっても簡単ですよ♪
無駄なお金を払わないよう、タイミングに気を付けて上手に乗り換えしたいですね。